なぜ古いクロスバイクGIANT EscapeR3を修理するのかを考えてみた。

自転車
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こんにちは。管理人のボウです。

今回はタイトルのとおり、手間や時間もかかるのに、なぜあえて古いクロスバイクGIANT EscapeR3を修理するのかを自分なりに考えてみました。結論としては学ぶことが多いため以下のメリットがあることがわかりました。

愛着が出る

このクロスバイク GIANT EscapeR3を購入したのは今から14年前の2007年でした。会社との電車での行き帰りの日々で、運動不足による体力の低下を感じた為、駅から会社までの10キロ程を思い切って自転車通勤しようと決意しました。高校時代も学校までの距離が8キロ程あったため、10キロという距離は当時の僕からすると無理ではない範疇だと思っていましたが、毎日のことになるためスポーツタイプの自転車を購入することを考え出し、ネットで入門用のスポーツ自転車を探していたところ、手ごろな価格帯で入門用の GIANT EscapeR3を見つけ、スポーツ量販店にて購入しました。

初めて乗った時に、スポーツ自転車ってこんなに軽くて速くて疲れないものなんだ!と強く思ったことを覚えています。その後、快適に通勤が出来ることになり体の調子も徐々に整っていきました。時にはいつもなら電車で行くはずの20キロ程先の街にも、思い付きで自転車に乗って行くなど、徐々に自転車に魅了されていきました。

その後、長男も成長し、中学生になった頃に GIANT EscapeR3 を引き継ぐことになりました。長男もママチャリから卒業したためクロスバイクの快適さにより通学だけでなく、長距離の街までの移動に使ってくれました。若干、自転車の扱いが手荒で、よく倒してライトやハンドルなどを壊したりしていましたので都度部品交換で出費がかさみましたが・・・

その長男も大学に進学し、GIANT EscapeR3も変速機が効かない、パンクしている、など不具合もあっていたことと、一人暮らしの生活スタイルにかごが必要ということで、かご付きの自転車への乗り換えるので GIANT EscapeR3 は廃車にすると連絡がありました。その事を聞いた時、この自転車と過ごした14年を思い出すと捨てたくないという思いが湧いてきて、この際だから自分で修理しよう!ということにいきつきました。

このブログで紹介している工程はまだまだ簡単な修理しかできておりませんが、思い出の詰まった自転車を再度自分の手で修理することでその小さな一つ一つの達成感がでて、新車で買い替えるのとは全く別の愛着が出てきます。

自転車の整備に関する知識が増える。

僕は自転車に乗ることはあっても、整備することに関しては全くの素人で、整備はプロがするものであるという固定概念がありました。今回、廃車寸前までになった GIANT EscapeR3を修理するにあたって本、ネット、ブログ、youtubeなど様々な媒体から整備に関する勉強を始めました。特にyoutubeはピンポイントで知りたい部位の修理を説明してくれている動画が沢山あり、本当に助かっています。便利な世の中になったものですね^^

全くの素人なので、例えばパンク修理にしても、タイヤを外す→外れない→youtubeで調べる→再度トライ→外れた・・・みたいな恥ずかしいことを延々と繰り返しながらやっていますが、その上手くいかないこと、こうしたら上手くいくなどを試行錯誤しながらやることにより、着実に知識がつきました。

また部品や工具の取り寄せも、ホームセンターでは取り扱いがないものも多いので、GIANTのカタログから型式を調べて適合する物をAmazonで探して購入をし、翌日には家に届いて作業を再開するという流れが徐々に確立してきました。こういった、整備に関する知識だけでなく、必要な物を必要な時に準備するという計画もできるようになってきました。

ミニマリスト思考にあう

僕は数年ほど前にふと読んだミニマリストの本に影響を受け、様々なミニマリストの本を読み漁ってきました。必要最低限の物や生活費で快適な生活を送っているということに、当時、散財を繰り返していた僕は衝撃的な内容ばかりでした。(中には寝袋で寝ている人なんかもいたりして、家庭持ちの私にはちょっとそれは真似できないことばかりですが・・・笑)

余計な物を徹底的にそぎ落とし、本当に必要な物だけで暮らすという生活スタイルにはすごく共感を受け、それから僕は長く着ていない服や、読みもしてない本、CDなどなどあらゆるものを断捨離していき今はある程度生活に必要な物だけとなっていると思っています。

自転車修理の話に戻ると、修理せずに廃棄し新しい自転車を購入、というのも一つの行動なのですが、思い入れのあるものを捨てずに、再度蘇らせて大事に乗るというのもこれまでの消費社会とは別の行動と思っていますし、現にリサイクルやシェアリングなど様々な物を購入しない、という選択肢が浸透しているように思えます。そのため、この古い自転車は私にとって必要最低限な物であることは間違いないので、今回修理することは正しい選択だと思っています。

以上、3つのメリットを紹介させて頂きました。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!